野良猫が家に住み着いて困るという話はよく聞きますが、そもそも、なぜ家に住み着いてしまうのでしょうか。

今回は野良猫の習性や行動から住み着く理由を探り、住み着いた場合の対処法をご紹介いたします。




野良猫が住み着く理由

猫が住み着きやすい家の特徴

野良猫は、住居・寝床・トイレ・狩場・休憩場所など、さまざまな用途で縄張り内を利用して生活しているため、家の敷地内に野良猫がいる場合、その猫の縄張りにされてしまっている可能性があります。

野良猫にとって都合のいい場所となる要素には具体的に以下のものが該当しますので確認していきましょう。

●外壁がない

出入りが自由なので通り抜けに利用され、敷地内に侵入されるようになります。外壁が簡易フェンスの場合でもフェンスの下の部分などにスペースがあると、そこから侵入してきます。

●庭が猫の好む環境

野良猫は昼間に日光浴をするため、庭に芝生や日当たりの良いアスファルトがあると、そこに居座ります。また、猫はやわらかい土を好むため、花壇や畑がある場合は糞尿をされたり、土が掘り起こされたりすることがあります。

●物置やガレージがある

猫は暖かくて狭い場所に入り込む習性があるので、開けっ放しにしていると中に入り込み、雨風をしのぐ場所として利用されます。

このような場所がある場合、「知らないうちに野良猫が安心して生活ができる場所を提供していた・・・」

なんてことになっているかもしれません。

猫の気配を感じたときは、敷地内にこのような場所がないか見直しておきましょう。

野良猫に餌をあげている人がいる

近所で野良猫をよく見かけることがある場合、猫に餌を与えている人がいる可能性があります。

例えば、お隣さんが餌付けをしていると、猫にとっては餌場となりますから、その周辺に居ついてしまうことがあるのです。

餌付けをしている人がいたら一向に被害はなくなりませんから、文句の一つでも言いたいところですよね。

しかし、餌付けをしている人に注意しても、本人は悪いことをしている意識がないため口論になる可能性が高く、近隣トラブルの元にもなりかねません。

そこで有効的なのが行政や自治体への相談です。

行政が餌をやっている人に警告をしてくれたり、地域によっては猫避けグッズを貸し出してくれることもあります。

また、アパートやマンションなどの集合住宅であれば、大家さんや管理会社へ相談すると注意喚起など対応をしてくれます。

相手に直接注意をせず、第三者を通すことが大切です。




住み着いた野良猫による被害

糞や尿の被害は深刻

野良猫被害で最も多いのは糞尿によるものです。玄関先に尿をされたり、芝生の上や花壇の中に糞をされたりと、敷地内のいろいろな場所で糞尿をします。

猫は一度トイレの場所を決めると繰り返しその場所で用を足すようになります。

というのも、猫は縄張りに対する執着心がとても強く、トイレだけでなく縄張り内にマーキングして歩くようになるのです。

マーキングとは通常「スプレー」と呼ばれる尿が用いられ、これは普通の尿とは違い、尻尾を高く上げて撒き散らすようにする行為のことです。

そうなると家のあちこちにマーキングの跡が残り、強烈な臭いがするようになります。また、糞を放置していると悪臭を放つだけでなく、ハエが集まったりして不潔です。

猫の糞や尿の匂いはなかなか消えないため、消臭剤を使って念入りに洗浄する必要があります。

野良猫の繁殖による被害

野良猫は栄養不足や交通事故に遭う可能性が高いため寿命が2~5年と短く、それを補うために繁殖力が強くなっています。

例えば、1匹の雌猫が家に住み着いたとしましょう。そこに雄猫がやってくるようになると1年後には10匹~15匹、2年後には100匹以上になる恐れがあり、そうなると増えた猫の分だけ糞尿や鳴き声の被害も大きくなります。

さらに、野良猫の子猫の生存率はさほど高くないため、庭に子猫の死骸が転がっていることも珍しくありません。

庭で子猫の死骸を見つけた場合は、原則としてその土地の持ち主が処理することになります。自治体に相談すると回収してくれる場合もありますが、どちらにせよ、死骸を見るというのは気分がいいものではありません。

野良猫は、雨風の当たらない狭くて暗い場所を出産場所に選びますので、庭に物置やガレージがある場合は日頃から注意しておく必要があります。




野良猫が住み着いたときの対処は?

忌避剤や猫避けグッズで敷地内から追い出す

忌避剤はホームセンターなどで手に入れることができます。猫が糞尿をした場所の臭いを消してから撒くのが基本です。

忌避剤は持続性が低いというイメージが強いですが、最近では一度撒くと2~4週間効果が持続するものも販売されています。

そんなに高額な商品でもありませんので試してみる価値はあるでしょう。

猫避けグッズとして効果が高いのは超音波式の製品とスプリンクラーです。

超音波式の製品は比較的狭い範囲に最適で、糞尿をされる場所などに設置しておくと、猫が通った際にセンサーが作動して、猫が嫌がる超音波を出して追い払ってくれます。

次に、スプリンクラーは庭など広範囲の猫避けとして最適で、猫が通るとセンサーが作動して水を自動噴射してくれます。猫は水が苦手なため、水を浴びればほぼ100%逃げていきます。

ただし、玄関や人の通る場所では使えませんので、設置する際は注意が必要です。どちらも忌避剤より価格は高いですが、より確実に猫を追い払うことができます。

猫が敷地内に入れないようにする

野良猫の侵入を物理的に防ぐ方法として有効なのは、猫の侵入口をフェンスや猫避けネットで塞ぐことです。

フェンスの場合、猫が飛び越えられないように高さが1m以上のものを選び、設置の際にフェンスの下に隙間があれば、とげとげシートを設置して隙間を埋めておきましょう。

猫避けネットを使う場合は左右の両側をしっかりと固定し、猫がくぐり抜けできないようレンガや石を置いておきましょう。

野良猫は縄張り意識がとても強いため、気に入った場所はなかなか手放そうとしませんが、侵入口を塞がれると猫は居心地の悪い場所と感じるようになり、だんだん近づかなくなります。

しかし、駆除に成功したと思っていても、また何日かすると戻ってくることが多いので、猫がいなくなってからも1~2か月は野良猫対策を継続するようにしてください。

野良猫対策はすぐに解決に至ることが難しいため、長期戦を覚悟しなければなりません。

地域猫として見守る

地域猫活動とは、ざっくり言えば「地域住民の合意を得て地域の野良猫に不妊・去勢手術をなどの措置を取り、地域住民の協力のもと適切に面倒をみる」ということです。

具体的な活動内容としては、繁殖を防ぐための不妊・去勢手術の他に、決められた時間と場所での餌やりや、特定の場所に猫用のトイレの設置などがあります。

地域猫活動の最大の目的は野良猫を減らすということです。猫が苦手な人にも理解が得られるような配慮をし、野良猫問題を地域の問題として考え、トラブルを減らしていくということはとても大切なことですね。

このように、野良猫が住み着くにはそれなりの理由があることがお分りいただけたと思います。

今回ご紹介した野良猫対策を行うと同時に、敷地内の環境を見直し、猫が住み着かないようにしっかり対策しておきましょう。

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